私は組織上、いわゆる中間管理職なのですが、わずかな決裁権がある(ただし上長から否決されると抗弁はほぼできない)だけで査定権も残業も付かない下っ端管理職です(;^ω^)
幸いなのは、面倒くさい事も多いですが(みんなゴメン)会社に染まりきらない、曲がったことが嫌いで真っ当な感性を持った人たちに囲まれていることです。
今、「人」と書きましたが、適切な名詞が思い浮かびません。
彼らは、組織上の「部下」であり、実務上でも毎日毎日いろいろな業務報告・相談を聞き判断し、他部門と対応方法を協議します。
本当に、毎日毎日色々問題が出てきますよね(◎_◎;)
また、彼らの言動にムッとしつつも、よくよく考えると教えられることも多く、自分の視野を広げ感性を磨いてくれる「先生」でもあります。
面と向かっては絶対言わないけど( ̄▽ ̄)
一方、これら日常業務の中で出てくる愚痴や不満を受け止め共感したり、諭したりしながら、実務上では助けたり助けられたりする「仲間」でもあります。
しかしながら当然、彼らの気持ちを100%受け止めことができるわけもなく、周りからの不満や時には恨みを買うだろう事も受け入れるしかないと半ば諦めの気持ちを抱きます。
仏教の世界で「業(ごう)」という言葉があるそうです。
業とは報いを受ける原因や要因のことだそうで、ポジティブな意味で用いられていない言葉のようです。(違っていたらすみません)
日々、彼らから寄せられる周囲からの不満や恨みに対して、諦めの気持ちを抱くと同時に「なるほどこれが業なんだ!」とスーっと肚落ちしました。
彼らの話を聞くのは正直、面倒なときも多いけど、言ってくれるのはありがたい。
管理職の価値って何だろう?
自分でも、極めて限定的な決裁権しか持たない自分が管理職でいる理由がよくわかりません。
自分が承認しても、上長からNGがでることもしばしば。
かといって、自分に決裁権が広がったところで、何かビジョンを持っているわけではありません。
そういった意味では、自分は管理職失格だと思います。
会社にとって管理職の価値=残業時間が青天井というくらいか?
この辺りにも、日本の閉塞感が表れているのではないかと思ったりします。
ただ、せめて僕の「部下」でいてくれる人たちの今を少しでも充実させ、将来価値を高めるための手助けができれば。
私の足りない分は遠慮なく突き上げ、ダメだったら見限り自分の力をつけるための糧にしてくれれば。
都合良い事ばっか言ってんじゃねーよと思うかもしれませんが、自分の業は自分で刈り取ります。
この面倒な存在。これこそが管理職の価値なのかもしれません。
そう遠くない将来、生産性を下げるだけの無意味な管理職は一掃されるでしょう。
自分がそうなのかもしれません。
ただ、それまでは自分でできることに全力で取り組み、その姿が彼らの成長の一助になれれば。
いや、そう思えるくらい、本当にいい子たちばかりなんですよね。
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