埼玉県日高市の高麗神社です。
朝鮮半島でかつて強勢を誇っていた高句麗の王族出身であった若光は、外交使節団として日本へ渡来している間に高句麗が滅亡し、大和朝廷に官人として仕え、朝廷から外国の王族出身者へ授与される「王（こきし）」の姓を授与されました。
その後、大和朝廷は高句麗から日本各地に亡命していた高句麗人を武蔵国へ移住させ、高麗郡を創設しました。
若光は高麗郡の長官に任命され、郡民と共にこの未開の地を開発に尽力したそうです。
郡民はそのことを偲び、若光を高麗郡の守護神として祀るようになった神社だそうです。
アクセス・参拝時の注意
参拝時には以下にご注意ください。
アクセス・来場方法
JR八高線、川越線の高麗川駅から徒歩で約25分、タクシーで5,6分程度の距離です。
また、車での来場時は合計400台ほどの無料駐車場があります。
平日はガラガラで、休日でも祭事がない時には半分程度の満車率でした。
関東近郊からの週末のドライブには、ちょうどよさそうです。
混雑が予想される場合には、電車での来場の方が良いかもしれません。
ペット連れでの参拝は可能？
特に禁止看板等もなく、ペット連れでの参拝は黙認のスタンスであるようで、他のサイトでも犬連れOKとありました。
実際に訪れてみると、抱っこしたり、カートにワンコを乗せた参拝客を多く見かけました。
ただ、当然ながら境内では粗相をさせない、抱っこするなど他の参拝客に迷惑や嫌悪感を抱かせる行動をしないなど、最低限の参拝マナーは守りながら気持ちよく参拝したいですね。
ウチはスリング派です(´▽｀*)
トイレ
例祭などで多くの参拝客が訪れることを想定し、参道脇や参集殿付近に十分な数のトイレがあるので、普段の参拝で困ることはありません。
休憩所
境内には参集殿があり、休憩することが出来ます。
神社近くにはスーパーやコンビニがないため、夏場など汗をかきやすい時期には、予め買っておくか、参道入り口の自販機で飲み物を買うことをお勧めします。
御祭神と御利益
御祭神は
高麗王若光（こまのこきしじゃっこう）
猿田彦命（さるたひこのみこと）
武内宿弥命（たけのうちのすくねのみこと）
また、御利益は
出世開運
事業繁栄
子孫繁栄
延命長寿
と言われており、参拝者後に内閣総理大臣に就任した政治家が相次いだため、「出世明神」と称されるようになったそうです。
また、主祭神である高麗王若光の子孫である高麗氏は、1300年、60代に渡り高麗神社の祭祀を司ってきていることから「子孫繁栄・子授け祈願」だけではなく、お宮参りや七五三などの人生儀礼での参拝も多く、多くの参拝客でにぎわっていました。
神社案内
広々とした駐車場から参道へ向かいます。
参道入り口に奇妙な石柱があります。
これは将軍標（朝鮮半島では「チャンスン」）と呼ばれるもので、魔除けや道しるべの役割をしているものです。
2005年に、日韓国交正常化40周年を記念して建てられたものだそうです。
葉桜にはなりましたが、きれいな参道脇には・・・
山吹の花も美しく咲いていました
立派な鳥居をくぐり
手水舎で身を清め・・・
立派な拝殿が見えてきました。
拝殿手前のしだれ桜は、「桜みくじ」が結ばれていました。
上手い演出です。
ちょうど神事が行われている拝殿を参拝し
振り返ると、樹齢300年の彼岸桜を中心に、美しい光景が広がります。
拝殿横の授与所では、厄除うちわなるものや
桜みくじや、外国語おみくじなどがあります。
御朱印も頂いてきました。
高麗神社HP⇒TOP – 高麗神社 (komajinja.or.jp)
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