ギリギリの働き方

👧働き方・健康

体力の限界。気力の限界。

不惑を過ぎると特に重くのしかかってきますねー。

でも働く辛さはおじさんだけではありません。

ウチの組織内には30代前半で、社内の不条理を受け入れつつも仕事を熱心にこなして大きな成長を遂げた若い子がいます。

彼は20代半ばで転職してきたいわゆる転職組です。

本人にも自業自得の部分があり、誰に対しても上から目線で正論を口にするため不遇の時を過ごすことが多いのですが、それを糧にして成長を遂げたので立派だと思います。

成長を遂げた彼は周りを見る余裕ができたのでしょう。

ありとあらゆるものに文句をつけ、不平不満を発散させていました。

佐渡島の夕日

いや、似ているなーって思いましてね。

自分も理想を目指して正論を吐き、30代前半まで不遇の時を過ごしていて、それを糧に自分を磨き、国家資格を取得することで成長を遂げた自負がありました。

ただ、彼と私の大きな違いは、私は(多分ですが)彼ほど口は悪くなく礼儀正しかったことと、当時、労働条件があまり良いとは言えない企業に所属していたということです。

私は成長後に残った不満を、職場環境を変えることで乗り越えてきました。

しかし、彼が所属している組織は日本有数の大企業です。

私が最初に所属した企業のように、出張日当(2千円/日)が出るから、徹夜しても残業代がゼロということはありません(◎_◎;)

きっと彼も内心わかっているのでしょう。

今の居心地の良さが。

成長速度の大きな彼が、すでに出来上がった組織に居続けることのつらさは、どれほどのものか想像もつきませんが。

彼とはコミュニケーションを意識して頻繁にとっているのですが、当然かつての自分もそうであったように、現在のところ、私を含め周囲の言葉が彼の耳に届くことはありません。

こうして、静かな憤りと悲しみと諦めが、将来のぶら下がり社員を作っていくのだろうと思いながらも現時点では、彼のことを諭しながらも眺めることしかできません。

一方で、2015年12月に大手広告代理店の新入社員の方が過労自殺を図ったことも強く印象に残っています。

国内最高峰の大学から、国内最大手の広告代理店に入社して8か月での出来事だったようです。

逃げ場所がなかったのでしょうか。

「輝かしい大手企業社員の座を手放すなんて!」

そう思っていたのでしょうか?

彼女の周囲はどうアドバイスしたのかは知りません。

日々の過酷な生活の中で、本人にとってその座を手放すもしくは一時的にでも避難するという決断が出来ないほど追い込まれていたことは想像に難くありません。

これはだれの責任なのでしょうか?

どうすれば良かったのでしょうか?

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7年経過した今でも、この悲しい「事件」は鮮烈に心に残っています。

現在、弊社でも疲労の中に静かな憤りと諦めが蔓延しています。

私自身も管理職だけではなく実務者としての顔も持つため、その憤りと諦めに対して強く共感します。

「辞めりゃーいいじゃん」、「辛ければ辞めても良いと思うよ」

自分の心の中からも、周りからもこの声は聞こえます。

ただ、この切符は手からなかなか離せません。

このまま、この活力のないギリギリの状態が続けば、静かな憤りと諦めの中で少しずつ何かが死んでいくことはほぼ確定的です。

新潟港

社内で生き抜くにせよ、社外に飛び出すにせよ

本気で自分の将来価値を高める努力をしていこう。

色々挑戦してみよう。

相変わらず目の前で不平不満を垂れ流し続ける彼が、このことを私に教えてくれました。

彼が僕を成長させてくれます。

彼に響く言葉を、彼の将来が明るくなる言葉を考え、投げかけ続けようと思います。

追伸

先週末は、カレーとハンバーグとゆで卵を作り置き。

弁当にヘビロテ予定です(*´▽`*)

ギリギリの働き方で疲れた時にはコチラ(´▽`*)

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