思えば遠くへ来たもんだ

👧働き方・健康

25年ほど前の今頃、私は九州の片田舎に住む野暮ったい大学生でした。

私がつるんでいた友人たちはみんな一人暮らしをしており、また同じクラスでしたのでいつでも気兼ねなく遊びに行き来していました。

大学生の気ままな独り暮らしなので、5限目に同じ講義を受けていると、誰が言うともなく「今夜はじゃんる?」と言い始め、基本暇な大学生の我々は話が流れることもなく、必ず卓が立ちます。

当時、携帯電話はまだまだ一般に普及していなかったのですが、誰の家で卓が立つかの情報は、なぜか授業をサボっている人間にも伝わります。

4人で始まったマージャンは、夜が更けていくにつれて5人、6人と増えていき、2抜け、3抜けで順々に休憩を取りながら、ズルズルと徹マンが始まります(;^ω^)

あの頃、少し歩けば、それぞれが住んでいるアパートにたどり着きました。

あの頃は、みんな若くて未熟な大学生でした。

誰もが、九州の片田舎の6畳一間のアパートで、無限の可能性を信じていました。

卒業しても、いつでも会えると思っていました。

今回のゴールデンウイークで、20年以上ぶりにマージャンをしました。

場所は御徒町。

丈二が会社の人と打っている店だそうですが、そうでなければ、縁もゆかりもない場所です。

何となく一生を九州で過ごすと思っていた25年前の自分に「御徒町で麻雀打っているよ」と言っても、キョトンとしていたでしょう。

丈二とは年末から5か月ぶり、やっさんとは4年ぶり、雄太とは7年ぶりに会いました。

この他の友人たちも、日本全国各地に散らばっている今となっては、時間を捻出して飛行機や新幹線に乗らないと会うことが出来ません。

子育て真っ最中の友人もいます。

同窓会でもない限り、全員揃うには、あと10年ほど必要かもしれません。

★★★

麻雀しながら何かを話すでもなく、バカバカしいことを、思いついたことを発して皆で笑う。

あのとき当たり前だと思っていたことが、今ではものすごく貴重な時間になってしまいました。

思えば遠くへ来たもんだ。

そんなバカバカしく、無駄で楽しい時間を共有できたことが何よりも大きな宝物です。

ありがとう。

追伸

半荘だけでしたが、最後は勝ちました\(^o^)/


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