そういえば、ちょうど30年前の今頃、某レストランで砂の味がする昼食を食べていたことを思い出しました。
ご飯そのものは美味しかったはずなのですが、私自身が食事を楽しめる精神状態ではなかったのです。
そう、今日は国公立大学の二次試験(前期試験)日です。
現在は、入試制度が改革されていて選択肢が増えているようですが、後期試験の倍率は前期の比ではありませんので、事実上の一発勝負の日になります。
私は、午前中の数学が思ったよりも手ごたえを感じることが出来ませんでした。
ですが、くよくよしている暇はありません。
午後からは化学の試験が控えています。
味のしない昼食をお腹に入れて、準備をして、試験に臨みました。
ある程度の手ごたえは感じたものの、全力を尽くしたからなのでしょうか。
どうやって自宅まで帰ったのか、それどころか受験後から合格発表までの記憶が全く残っていません。
政治家の方たちは、日常をそれほど全力で生きているから例のセリフが出てくるのでしょうか?(皮肉)
(もともとデブだったこともありますが)1年で10kg痩せるほど、朝も夜も勉強漬けで、迷い、焦り、落ち込んで、それでもやりぬいた30年前の今日は、今でも私の人生を輝かせる大切な1日となっています。
「結局、合格したからそんなことが言えるんだろう?」
そうです。
結果を出してなんぼの部分です。
生きていく事は、時に残酷な側面もあります。
私も、合格できなかったら違った道を選んだその先で、30年前の今日に対して、また違った人生の意味を見出していたのかもしれません。
ただ、仮に叶わなかったとしても「全力を出し尽くした瞬間を持てた」ことは、違った形かもしれないけれど、私にとって大きな糧として今でも残っているのではないかと確信めいたものを持っています。
「全力をつくすこと」は、それほど価値のあるものだと改めて思いだす1日でした。
今はゆるく生きているけど( ̄▽ ̄;)
本日、受験で全力を尽くしている全ての方たちに、素晴らしい未来が拓けますように。
普段は、80%で生きているおじさんです→「中年の危機」を乗り越えよう ~全力を出さない~ | ふわふわ不惑 (fuwafuwafuwaku.com)
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